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包むことは、大切にすること
袱紗を使うことには慶びや哀しみを共にする意味があります。

「包」という漢字は、母親が胎児をお腹に宿している状態をイメージしており、包むという行為それ自体が包む物を大事にする気持ちの表れといえます。

袱紗や風呂敷で「包む」という行為は、贈り物を手持ちでお届けする時、また頂きものを頂いて帰る時、そのものを包むことを通じてその物や相手を大切に思う気持ちに繋がります。また袱紗を使うことには「先方の慶びや哀しみを共にする」という意味があります。
 
贈り物は、相手やものを大切に思いやる気持ちを伝えることが重要です。伊藤平は、そんな贈る気持ちを伝える媒体として袱紗・風呂敷をご用意させて頂いておりますのでお気軽にお声がけください。

「最上位のフォーマル」
正絹ちりめんの袱紗・風呂敷

正絹ちりめんの無地染めの袱紗・風呂敷は最上位のフォーマルなお席でお使いになれるお品です。慶弔両用のお色のものであれば一枚、慶事用、弔事用のお色のものであれば各一枚があればどんな時でも安心です。ピラミッドの昔から人類共通の認識として布で包むことには汚れや穢れ(けがれ)から守り「大切にする」意味があり、袱紗や風呂敷で包むことはそのものをお渡しする相手を、または頂く相手やそのもの自体を大切にする気持ちを伝えます。

MOTTAINAI もったいない モッタイナイ

モノや相手を大切にする気持ちがエコの基本であり、風呂敷はMOTTAINAIのメッセージを伝えるメディアとなります。
 
環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさん。 2005年に毎日新聞社の招きで初来日した際、編集局長のインタビューで「もったいない」という言葉に出会い、感銘を受けました。

環境 3R + Respect = もったいない

Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉、「もったいない」。

マータイさんはこの美しい日本語を環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。
こうしてスタートしたMOTTAINAIキャンペーンは、地球環境に負担をかけないライフスタイルを広め、持続可能な循環型社会の構築を目指す日本発の活動として世界に広まっています。
出典:MOTTAINAI, It is a mesaage form Japan to the world.

https://www.mottainai.info/jp/about/

縁を「結ぶ」風呂敷

風呂敷は「結び、そして解く」ものです。解くは「もつれたものをもとに戻す。」「怒りを解く、疑いを解く、誤解を解く」等、心のわだかまりや緊張状態をほぐしたり、ふさがっていた気持ちをすっきりさせることを言います。結ぶだけではなく、解くことも人間関係では大切な要素です。結び、解くを何度も繰り返し使い続ける風呂敷は末永いお付き合いの気持ちを込めた贈り物となります。