正絹縮緬無地染め袱紗・風呂敷
縮緬の風呂敷の生地を選んで頂く要素として、生地の重さと生地の大きさの二つの要素があります。
生地の大きさ
●袱紗・風呂敷の大きさと主な用途
生地の大きさ
生地には中巾、二巾、二尺巾、二四巾の四種類の生地の大きさをご用意しております。(三巾もご用意可能ですのでお問い合わせください。)
※スマホ、タブレットの方は、表がスライドできます。
名称 | よみ | サイズ | 用途 |
---|---|---|---|
中巾 | ちゅうはば | 約45cm巾 | 金封、小さな菓子折りを包む大きさで袱紗とも呼ばれます。 |
尺四巾 | しゃくよんはば | 約53cm巾 | 掛け袱紗として使われる風呂敷の大きさです。 |
二巾 | ふたはば | 約68cm巾 | もっとも一般的な大きさでワイン一本、菓子折りを包める大きさです。 |
二尺巾 | にしゃくはば | 約74cm巾 | 二巾より少し大きめの風呂敷です。 |
二四巾 | にしはば | 約92cm巾 | ワイン二本、一升瓶一本が包める大きさです。 |
三巾 | みはば | 約105cm巾 | 縮緬風呂敷では最大の大きさ。着物等が包める大きさです。 |
生地の重さ
縮緬風呂敷の生地には以下の重さの種類がございます。
- 軽め
- 並の重さ
- 重目
- 超重目
- 超超重目
上記の5種類の生地をご用意しています。通常デパートなどでお買い上げいただける生地は重目までで、「超重目」、「超超重目」は、ほとんど一般的な流通では扱われていない商品です。下の写真は超超重め生地です。
※生地見本をお送りしますのでお気軽にお申し付けください。
山藤織物工場さんの生地のこと
山藤織物の山添さんです。良い風呂敷の条件は「絹を沢山使っていること」と山添さんは言います。
縮緬(ちりめん)は「しぼ」と呼ばれる畝(うね)が魅力ですが、しぼが高ければ良いということではありません。山藤織物さんでは糸密度を高くしてしっかり織ることを優先しており、逆に「しぼ」が立つのを抑えて織られています。(分かり易く言えば、フワッと織れば「しぼ」が立つ訳ですね。)単に見た目のボリューム感だけではなく織物としてしっかり織られていることが大切で、沢山絹を使ってしっかり且つ織物としてバランス良く織られているのが山藤織物工場の縮緬(ちりめん)です。
山藤さんの縮緬生地は絹が沢山つかってあるために、精錬(絹のセリシンを落とす作業)工程も染め工程も他の工場の生地より時間が掛かかると言われている程沢山絹が使われています。
山藤織物さんの縮緬生地は大切なものを包むためのお風呂敷として最高の生地で末永くくお使い頂けるものと考えております。
超重め、超超重めの風呂敷
一般的に、軽目16~22本、並の重さ30~36本、重目42本を合わせて撚った緯(よこ)糸に対して、超重目は54本、超超重目に至っては、80本の糸を合わせて撚った緯糸を用います。
一枚当たりの重さを比較した場合、二巾(約68cm×約72cm)の風呂敷を例に取ると
- 軽めの生地(二種類):51~60g
- 並の重さの生地(二種類):69~77g
- 重めの生地(三種類):96~103g
- 超重めの生地:116g
- 超超重めの生地::137g
となり、超超重めの生地は並の重さの生地の2倍近い重さの生地となっています。(重さは標準的な生地の計算値ですので実際のものとは異なる場合があります。)
市場ではほとん ど見ることのない重厚な質感を持つ重目のちりめん風呂敷をご提案します。
これだけの質感を持つちりめんは、一般的には売られていません。それだけに、大切な方への贈答品として、最適なものと自信をもってご提案いたします。軽目、並、重目と同様に、お好きなお色にお染めしてお届けいたします。